ドイツ文学作家

人間の至上を謳う、我が若き日の道標;ヘルマン・ヘッセ

 2006・3筆記

 ヘッセは、私の畏敬の作家・詩人のひとりで幼い時分から随分、耽溺した記憶があります。『ヘルマン・ヘッセへの道』と題し、批評文みたようなものを、高校生の頃、ある雑誌の懸賞に応募したところ、次席を得ました。懐かしく芳しき作家です。ドイツ文学には何がしか執着があって、多くの思想をその底に置く作品をこれまでにも数多く読んでまいりましたけれど、やはりヘッセの文章には独特の、さも美しき文章体というものが有り、誠に寓意にも満ちており、深く感慨寄すことの出来る作家のひとりとの思いがあります。私は作家が求道するという精神をヘッセに教わったんですね。やはり何人をも寄せ付けぬ拒絶した世界観ではなく、平易に懐を開いているかのようなヘッセの語り口は、今後も多くの読者を獲得していくのだろうなという予感があります。ヘッセはきっと朽ちません。ヘッセによってこれまで様々な文学談義のひとときも得てまいりましたので、今後もおそらくヘッセのことで熱く語り合えるときもさぞや随分と持ちえることでしょうね。ヘッセはそのこころ、優しみを抱いたお方。ひとの業というものに対して慈しみを持って静かに語りかけてくれる作家です。ノーベル賞作家では、私の最もお気に入りの作家であり、ヘッセの作を読み返せば何がしかの示唆が恒に得られそうな予感が未だ、あります。そういう感覚を忘れさせぬ珠玉の文章群です。あまり、この作を読んだほうがいい、などとこれまで呟いた記憶がありませんが、ヘッセだけは特別にお勧めということでどの作も推しておきます。

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  読書りすと(ヘルマン・ヘッセ作品)

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  ヘルマン・ヘッセ - Wikipedia

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